何とか週1の投稿を継続したい。
今日もそんな気持ちで踏ん張っています(>_<)
さて今回は私が先日ツイートした内容をもう少し詳しく綴ります。
どうしても呟きたい。
ある試合の話。
蒸し暑くサウナ状態。
コーチはずっとテントの中で座っている。
ベンチの選手はテントの外で立っている。
給水、ハーフタイム中も全員が外で立って中のコーチの話を聞いている。
テントは誰のため?
このままじゃいつか子ども達の命に関わる問題になると思う。— Wataru Kawai@エコノメソッドで世界へ (@wataruk_ekkono) July 9, 2023
本当に酷いものだったのです。
その日の天候はサウナ並みに蒸していました。
さらに追い打ちをかけるように日差しまで出てきました。
何もしなくても汗が噴き出て,天然パーマは自在にくるくるになってしまいます。
服は体に貼りつき,不快指数はMAXでした。
こんな日にサッカーの試合をすること自体が問題だと思います。
その試合は両ベンチにテントが張られていました。
当然日差し除けです。
しかしそのチームはテントを選手が活用することはありませんでした。
前半が始まるとテントの中にいるのはコーチのみです。
ベンチメンバーはテントの外で並んで立っていました。
給水タイムになりました。
選手たちは全員がベンチの外で立ったまま円になり,テントの中で座っているコーチの方を向いて話を聞いています。
そのまま試合が再開しました。
ハーフタイムになりました。
選手たちは給水のときと同じように,テントの外で立ったまま円になりました。
そのままハーフタイムは終わりました。
後半の給水タイムにありました。
またしても同様です。
そのまま試合は終了しました。
結果はそのチームは負けました。
あんなにテントの外で円になってコーチの話を聞いていたのに負けました。
私はあまりの酷さに悲しくなりました。
このままでは選手たちの命の危険もあります。
一体このテントは誰のために立てたのでしょう。
何のために立てたのでしょう。
なぜコーチたちがそのことに気がつかないのかが私には理解が出来ませんでした。
私たちの年代は「練習中に水を飲んではいけない」というとんでもない根性論が当たり前でした。
科学的に考えたら,いや,科学的じゃなくても分かる当たり前のことが,ステレオタイプに流されて,誰も異を唱えませんでした。
でも経験したことがある人は分かると思いますが,あの苦しさは大げさではなく死を意識するほどの地獄です。
当時でも相当苦しかったのに,地球温暖化の影響で気温が確実に高くなっている現在では,もはや死への道とも言えます。
あの蒸し暑さと日差しの下でグランド内を走っていた選手達やテントの外でずっと立っていただけの選手達は,きっと昔の私と同じような気持ちだったでしょう。
テントの中に入り,体を冷やし,水分補給をし,選手間でコミュニケーションをとり,コーチの話を聞いて戦い方を整理する。
これが給水タイムやハーフタイムの本来の姿です。
コーチ達の仕事はチームを勝たせることだけではありません。
選手達を自立に向けて育てなければいけません。
そしてなにより命を守らなければいけません。
命あってのスポーツです。
そのことを絶対に忘れてはいけないのです。
ちなみにそのチームはシャツをパンツに入れていました。
私たちの頃はそれが身だしなみとして正しいとされてきました。
だからユニホーム着用のルールでシャツをパンツの中に入れることが決められていたのです。
でも地球温暖化の影響で気温が高くなったことでそんなことも言ってられなくなりました。
シャツをパンツの外に出したほうが熱がこもらないことが分かったのです。
https://twitter.com/idk39_ftblC/status/1554590814332153856?s=20
だから今はシャツを出して良いのです。
それは決してだらしないことではないのです。
しかし,そのチームの選手たちは日差し除けのテントの中に入ることも出来なければ,熱がこもることを避けるためにシャツを外に出すことも出来なかったのです。
なぜならコーチがそのように指導しているからです。
大げさに言えば「これぐらいで走れなくなるような奴は勝負に勝てない」と言っているようなものなのです。
ますます命の危険を感じます。
私は他チームのことをツイッターやブログで批判することについて多少のためらいを感じました。
でもやっぱり子ども達の命を守ることを優先しました。
そのような考え方のコーチ達の心に届いてほしいと思いました。
私程度のブログで何が変わるのか分かりませんが,何もしないよりはましだと思いました。
Twitterでは多くの方が私のツイートを見てくれました。
このブログも少しでも多くの方が見てくれることを願います。
過去は変えられませんが未来は変えられます。
そのチームも子どもの命を最優先した指導に転換してくれることを祈っています。