エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
(仮の題名)「サッカーが大好きな国でプレーするまでの話」

約3ヶ月間のトップチーム帯同

約3ヶ月間のトップチーム帯同

ユース年代最後の1年が始まろうとしています。昨年末に新シーズン始動からしばらくはトップチーム帯同が決まっていた長男。プリンスリーグ昇格と共に2種登録並びにトップデビューが目標の1年が始まりました。

トップチームはJ3初年度にリーグ中位の成績を収めました。2シーズン目はJ2昇格が期待されましたが,例年行われていた下北山キャンプが災害で中止になり,キャンプ無しでプレシーズンを過ごすことになりました。

長男は何とかトップチームに食らいつき,短い時間ではありましたが練習試合にも出場していました。ポジションは不慣れなサイドバックでした。ユースではインサイドハーフが主な主戦場なので,サイドバックに苦戦しつつも,エコノメソッドでの学びを生かして何とか対応していました。

三重県鈴鹿市で行われたJFLに所属しているアトレチコ鈴鹿との練習試合では,残り10分ほどのタイミングに左ウイングとして出場しました。これまでの長男はトップチームでのプレイ内容や自身への評価に悩み,先輩の選手とランニングしながらそれらについて相談をしていました。

そんな時にふと訪れた出場でした。相談できたことできっと気持ちが少し晴れていたのでしょう。アグレッシブなプレイでチームの攻撃に貢献し,自ら作り出したチャンスからセンタリングに合わせてヘディングシュートを撃ちました。しかし,相手GKが伸ばした足に当たってしまいゴールできませんでしたが,久しぶりに攻撃のポジションに入って躍動して見せました。

もしこのゴールが入っていれば,評価は一変したのかもしれません。長男はこの頃から明らかにトップチームの練習要員になっていきました。J3開幕からの2種登録は怪しくなっていきました。

3月には普段の練習はユースで行うことになり,呼ばれたときだけトップに来ることになりました。残念ではありますが,これまでと何ら変わらない日常に戻ってしまいました。

しかし,結果としてこの日常に戻ることが長男に初めて先生と呼べる人物に出会わせ,精神的にもたくましく成長することに繋がるのですから,人生は分からないものです。

 

 

次回からはついにユース最終年度に入るのですが,実はまだ原稿ができていません。

これまでのペースで投稿することはできなくなりますが,何とか隙間時間に原稿を仕上げていきますので,少々お待ちください。

って勝手に楽しみにしていただいている方がいる前提になっていますが,一応,書籍化を目指しているので頑張ります!