子育ては後戻りできません。
その時,その時,良かれと思ってこどもと本気でぶつかります。
でも振り返ってみたら失敗と思うことばかりです。
私はこんな感じでSNSを使って経験や思いを発信していますが,実は目も当てられないような失敗の連続でした。
特に長男が山梨で寮生活を始めてからは悲惨でした。
慣れない生活で気持ちが落ち着かず,二男と三男にはそれはそれはきつく当たりました。
後戻りが出来ないと言う事実が精神を不安定にさせ,二男と三男に長男と同じような評価を求めるようになっていきました。
そもそも同じ人間ではないのに,兄弟と言うだけで,長男と同じだけ出来ると思い込みました。
私が二男と三男にしたひどいことは,今となれば自覚出来るのですが,当時はそれが正解だと信じていました。
二男と三男は正直に言います。
「あの頃のパパはむちゃくちゃで怖かった」と。
結局,二男は奈良までついて来てくれましたが,私の顔色を観ながらサッカーをするようになりましたし,三男はサッカーを辞める寸前まで行きました。
長男がプロサッカー選手になったことで,私は素晴らしい親みたいになっていますが,そんなことは全くありません。
本当に素晴らしいのは,こんな父親でも拒絶しないで向き合ってくれた息子達です。
確かに親はこどもを育てます。
でも,親は子どもがいて初めて親になれるのです。
そのことを忘れると私みたいなむちゃくちゃな親になってしまいます。
こどもにとって親は人生で最初に出会う大人です。
親として,こどもにどんな大人に育ってほしいのかと考えたときに,親である自分の生き方がこどもにとってはモデルになるのです。
そのモデルが,いつも怒っていたり,怖かったり,誰かと比べてばかりいたりどうですか。
「子は親の鏡」とはよく言ったものですね。
そう言った意味では,私の息子達は今のところ私を反面教師にしてくれています。
私があまりに破天荒でバカすぎるからでしょうね。
でも本当に良かったです。
このブログを読まれた皆さんは,私のこれまでのブログを読み返して,「こいつ偉そうによく言うよ」と思いながら,子育ての参考にしてください。
皆さんの子育てはこれからです。
私はもう戻れませんから,このブログで自分の失敗を発信することで,少しでも皆さんのお役に立てることを願っています。