こんな表現をすると語弊があるかもしれませんが,私は教員に戻ることはいつでもできると思っています。
ただし,教員の仕事内容が時代の変化に合わせて複雑になり,教員の信念や志が時代についていけなくなっていると感じているのも事実です。
戻ったらきっと同じ葛藤に悩まされるはずです。
だから,教員とは違う方法で私の経験や学びをこどもや保護者に還元出来ないかと考え始めました。
そこで考えたのが「私の経験や考え方をこれからの人に還元する」ビジネスです。
今の私が還元できることは3つです。
①長男をプロサッカー選手に育てた親としての経験
②3人の息子の子育て経験。
③元教員としても教育相談。
いわゆる「悩み相談」ですね。
現在の私は,奈良クラブのサッカースクールとFCバルセロナアカデミー奈良でアシスタントコーチをしています。
「悩み相談」にプラスして「選手やチーム向けのクリニック」も可能です。
なんなら「座学」や「講演会」もできます。
色々とできそうな気もします。
そこで困ることが,私が教育公務員として生きた時間が長すぎることです。
ビジネス的な視点が弱く,一方でボランティア精神は強く,なぜか儲けることに罪悪感が生まれてしまいます。
サービスの対価がその金額になる。
社会の当然の仕組みだとは理解できても,どうしても動き出せない。
動き出したとしても,良い人を演じてしまう。
そんな気がして葛藤してしまいます。
事業計画とか,金額設定とか,契約書とか,今までまったくやってこなかったことに向き合うのはすごく刺激的なのですが,なかなか順調に進みません。
困りました…。
実は先日,長野市にある街クラブでこども達向けの座学と練習参加,保護者様との懇親会を行いました。
この街クラブの代表は元チームメイトであり,私の価値に期待して応援してくれています。
とても有難いことです。
私の話を真剣に聞いてくれるこども達,泣きながら勝利のために走り続けるこども達,サッカーの原点のようなクラブで,私の心は優しい炎で熱くなりました。
保護者様とは,なんと翌朝の4時まで長野市の居酒屋で語り合いました。
尽きないサッカー談義。
止まらない子育て談義。
保護者様の姿は,見えない未来に不安を感じながら,突き進むしかなかった過去の私のようでした。
私は役に立てる。
それが私がこれから生きる収入源になる。
確かにそう思いました。
あとはどのようにビジネスにするかなんです。