エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
願いや悩みをゴールへ繋ぐ話

人生は大まかに生きると満点になる説

久しぶりの投稿になりました。

うんちくが思い浮かばずに立ち止まっていました。

4年間のブログでうんちくを綴り続けてきました。

振り返ってみると,4年間で考え方も少しずつ変わっていくんだなと思いました。

 

4年前の私は,四半世紀も続けてきた公立小学校教諭を退職し,長男と二男と3人で共同生活を奈良で始めたところでした。

それも専業主夫として。

閉塞感しかなかった教師時代から,サッカーと生きることが出来る期待感で未来に希望を持っていました。

あれから4年。

長男は目標にしていたプロサッカー選手になりました。

二男はユース昇格を果たせず,地元の高校でサッカーを続けるも,サッカー部の指導方針に苦しんで退部しました。

サッカーを辞めかけていた三男は,再び競技サッカーに挑戦する気持ちになりました。

私は2年間の公立小学校教師復帰を経て,生まれて初めてサッカーコーチとして収入を得る生活をしています。

 

誰もが思い描いた未来を期待しますが,自分達の思いだけではどうにもならないことばかりで,

結局は

「今を丁寧に生きた先にある未来を生き続けるしかない」

のだと知りました。

目標を持つことは大事です。

それによって今の生き方が変わるからです。

プロサッカー選手になりたければ,

「プロサッカー選手になるために今を生きる」

ことになります。

「目標に向けて逆算で生きることが実現への近道」

であることは間違いないです。

でも,ここが私の考え方が少し変化したところです。

 

逆算をすることで生き方は明確になりますが,目標達成というゴールしかない未来へ向かうことで回り道が難しくなるようにも思えました。

ドラマ「不適切にもほどがある」で主人公が,

「終わりがわからないから,人生は面白いんじゃないのか」

と訴えていました。

今,過去を振り返った時に,あれは回り道だったなとか,あれは近道だったなとか思いますが,その時はまっすぐ歩いているような気持ちだったと思います。

結局,過去の評価は今の自分が今の考え方でしているだけで,過去の自分には未来の自分の評価なんてできないということです。

だとすれば,もっと目標設定は大まかでいいのかなと思いました。

「プロサッカー選手になりたい」

ではなく

「みんなが幸せになる生き方をしたい」

という感じです。

これだったら別にプロサッカー選手になれなかったとしても目標が達成できなかったというわけでもないですし,目標達成のために練習に明け暮れる生活からオフも大切にできる生活に変わるように思います。

ピラミッドのように先端が狭まっていく人生もヒリヒリして悪くありませんが,日々の生活の中で小さな花に気付いてかわいいと思える人生も悪くないです。

どちらも目標に向かって大切な人生を精一杯生きているんですから。

いつか人生が終わるその瞬間が来たら,過去の自分に点数をつけてやりましょう(^^)/

きっと満点ですよ。

 

では皆さん。

今日も今を丁寧に行きましょう!