エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
願いや悩みをゴールへ繋ぐ話

鍛えるべきは心

人には心があって,その心が身体を動かしている。

だとすると,どんなに体を鍛えても,鍛えたいをいう意志(心)が持っていなければ,それはただ重い鎧を着せただけになると思います。

重いだけで強くない。

強いっていったい何でしょうね。

 

私の人生の中で初めて「プロスポーツ」を仕事にした息子を持ち,「プロスポーツ選手」がどんな日常を送っているのかを知りました。

それはそれは地味で地道で,評価を気にして,精神を整える日々です。

一瞬の華やかさな舞台で光ることが出来れば報われますが,大多数は陰に回ることになります。

それでも生きていかなければいけない。

努力しても,報われるのはほんの一握りで,報われる時間は一瞬。

こんなに厳しい世界はそうそう有りません。

 

こどもは「プロスポーツ選手になりたい」と夢を語ります。

でもその夢を叶えたら,今度はこんなにも厳しい世界で生き残っていかなければいけないのです。

それでも,我が子を「プロスポーツ」の世界へ送り出したいですか?

私は,この世界で奮闘する息子を支えながら,本当にこれで良かったのかと悩みます。

夢のない話題で申し訳ないですが,私たち大人はそのことを理解したうえで,こども達を応援するべきだと思います。

「プロスポーツ選手」になったらゴール。

そうではないのです。

 

私はもっと「心」に目を向けるべきだと思います。

プロスポーツ選手が持つ強さとは,「心」の強さだと考えるようになりました。

こんなに不確定要素しかない勝敗に左右される不安定な仕事はそうそうありません。

どんな結果になっても,ぶれない強さを持つことこそが望むべき姿じゃないですか。

確かに収入は必要です。

でもちょっと試合に出れないとか,結果が出ないとかで,ぶれるような選手を誰が継続して応援しますか。

何があってもぶれないからこそ,人は夢を見て,信じて,応援を続けることが出来るのです。

 

身体を鍛えるとは心を鍛えること。

心が鍛えられたら身体も鍛えられる。

結果,強くなる!

 

ぜひこの考え方を参考にして,夢を追うこども達を支えてあげて欲しいと思います。