エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
サッカー愛にあふれたうんちく話

変態論

出来るだけ投稿数を増やそうとパソコンとにらめっこする日々です。

訪問,訪問者,ヒット数。

いったいどれだけの人が私の文章を目にしてくれているのか分かりませんが,良くも悪くもほんの少しでも誰かの人生に影響を与えられているのなら,続ける価値はあると思います。

私のブログは強制ではないので重く考えずに投稿していきます。

 

先日は楽しい会話が出来ました。

その方とはサッカーのレベルやカテゴリーで言えば私なんて全く及ばないのですが,境遇としては共感できる内容だったので,当時を振り返りながら愉快に話題が弾みました。

 

日本にはJリーグというプロサッカーリーグがあります。

それは私が大学生の頃に出来ました。

当時の盛り上がりはすさまじかったことをよく覚えています。

あれから33年,現在は3カテゴリーまで増えました。

頂点がJ1でその次がJ2,最後はJ3です。

奈良クラブはJ3に所属しています。

つまりプロリーグでは一番下のカテゴリーです。

それだけを聞かされれば奈良クラブは大したことないように思うかもしれませんが,実際はプロクラブになるためにかなりの高いハードルがあります。

 

Jリーグ入りを目指すために1から社会人クラブを立ち上げたとしましょう。

まず目指すのがアマチュアリーグのトップリーグのJFLです。

プロクラブになるためにはどうしてもこのリーグに所属しなくてはいけません。

でもこれがものすごく大変なことです。

ちなみに私もその1からクラブを立ち上げた経験者の一人です。

私の場合は,まず県協会に社会人クラブ登録をします。

承認されたら,まずは県の最下位のリーグに所属します。

レギュレーションに基づいて,1年ごとにカテゴリーを上げていきます。

私と仲間が作ったクラブは,地域リーグから3部リーグ,2部リーグ,1部リーグへと昇格をしていきました。

すでに数年かかっています。

つまり歳を重ねていきます。

私は大卒ですので県1部リーグに所属していた時にはもう30代の手前でした。

紆余曲折があって,日本をいくつかのブロックに分けた地域リーグまでたどり着いたのですが,私の現役時代はこれが限界でした。

その先は地決と呼ばれるJFL入りをかけた熾烈なせめぎあいの大会が開催されます。

そこで魂をかけて戦い抜き,突破した数チームのみがJFLに昇格できるのです。

現在,Jリーグに所属するチームの9割がこの道を歩んできたのでした。

 

プロサッカー選手から社会人生活を始めた選手がいます。

一方,プロサッカー選手になれなくて,それでもプロサッカー選手になりたくて,地決やJFLで必死にプレイしている選手もいます。

どちらが正解でもないのですが,昨日はどちらがサッカーを好きなのかという話になりました。

 

サッカーのために働き,無謀に近い夢を追う日々。

歳を重ねて募る不安。

華やかな世界を羨みながら,それでも諦められずに,日の当たらない世界でもがき続ける。

 

こんな生き方は好きじゃなきゃできないですよね。

決してプロサッカー選手より好きと言いたいわけじゃありませんが,好きの種類が違うのかなとも思います。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」という教訓がありますが,これを苦労と呼ぶのかどうかですね。

私はレベルは違えど,振り返れば苦労よりも幸せだったなと思えます。

もはや変態の域ですね(^^;)

昇格した時の安堵,降格した時の失望,1年分の感情がほんの数日に間に渦巻きます。

これは経験した人にしかわからない感情です。

 

先日,お話をした人は「地決の時に監督をしたい」と仰っていました。

ヒリヒリする試合を何度も経験した人だから言える言葉だなと感嘆しました。

私だったら足が震えて立っていられないかもしれません。

プロでもアマでもその時,その瞬間にものすごいストレスを感じています。

それを活力に出来る人が道を切り開く人なんでしょうね。

 

来週にはJFL入りをクラブにとって大切な全国社会人サッカー大会が開催されます。

サッカー以外に仕事をしている社会人が,5日間で5試合も行うという恐ろしい日程で行われます。

上位3に入ると地決に出場できるのですから魂を込める価値が十分にあります。

私は1度だけ,この大会に出場出来ました。

現在J3に所属している鹿児島ユナイテッドの母体となったヴォルカ鹿児島に負けました。

その大会には長野パルセイロ,現栃木シティー,町田ゼルビア,Ⅴファーレン長崎,奈良クラブ,松本山雅も参加していました。

まさにJリーグ入りを目指すクラブ同士の戦国時代です。

 

昨日,高卒でプロになった長男と話をしました。

プロという厳しい世界で苦しんでいますが,プロになれなくても厳しい世界はあります。

長男が味わっている厳しさは長男にしかわかりませんが,厳しさを厳しいだけと捉えるのか,人生の一部分と捉えるかでは,全然価値が変わると思います。

プロになることがサッカー選手としてのゴールではなく,サッカーを通して人生を謳歌することがゴールだとするなら,相手のプレッシングをどう攻略するのかを考えたいものですね。

長男は若い。

たくさんのヒリヒリする経験を積んで,好きを倍増していってほしいですね。

目指せ変態!

 

今日も頑張りましょう!!