奈良クラブ農園
先日,奈良クラブの企画で「奈良クラブ農園」に参加してきました。
【ホームタウン】#奈良クラブ農園 開園いたしました🧑🌾
サポーターを始め地域の方もご参加くださり、開園セレモニー、田植えを実施しました👩🌾🌾
実りの秋に向け、引き続き活動を進めてまいります🌾#奈良クラブ#萩原いちご農園#39市町村応援#farm #米栽培https://t.co/67a2ekTwqb pic.twitter.com/WiqHfWIOxl
— 奈良クラブ (@naraclub_info) June 22, 2022
萩原いちご農園さんの田をお借りして田植え体験をしました。
トップチームの監督と選手も参加して,田植え機で稲を植えたり,機械が植えられないところを手作業で植えたりしました。
長男はユース生として参加しました。
初めて田植え機体験をしました。
長男にとっては貴重な体験になりました。
今日は体験学習Day。
午前はボランティアで活動されている地元の方々に混じって紫陽花を鉢に植えたり草抜きをしたり。
午後は奈良クラブ農園の企画で萩原いちご農園さんで田植え。長男は初めて田植え機に乗せてもらったり手で植えたり。
たくさんの方と話して人柄や優しさに触れた1日になった🍀 pic.twitter.com/HoB5xfh8Wz— Wataru Kawai@エコノメソッドで世界へ (@wataruk_ekkono) June 22, 2022
食べることは生きること
食べることは生きることです。
特にプロスポーツ選手はスポーツをすることで人を幸せにすることが仕事です。
だから健康な身体作りが必要です。
選手は日常から栄養バランスの良い食事をすることで良いパフォーマンスを維持,向上させます。
でも,食事に使われる食材まで目を向けている選手がどれくらいいるのでしょうか。
この野菜はどのように育てられたんだろう?
このお肉は何を食べて育ったんだろう?
誰が育てたんだろう?
このように考えることはスポーツ選手だけでなく私たち消費者にとっても健康に生活するために大切なことなのです。
安心安全な食材
今回,萩原いちご農園さんでお借りした田にはたくさんのオタマジャクシが泳いでいました。
この生き物がいると豊作になると言われている「豊年エビ」もいました。
フリアン監督はカエルを気にしていましたが,カエルも気持ち良さそうに泳いでいました。
生き物が豊かということが間違いなく土も水も良質です。
そこに監督や選手,サポーター,私と長男が初夏の日差しを受けながら,汗をかいて真心を込めて稲を植えました。
間違いなく安心安全かつ生産者が自分たちのお米です。
奈良クラブ農園の取り組みは,1次生産者とスポーツ選手やサポーターをつなぐ取り組みとして素敵な取り組みです。
39市町村応援の中で,お米だけでなくその他の1次生産者が育てた食材に出会うことで,もっと奈良の人々が健康な生活を実現していけるのではないでしょうか。
思い出の田植え体験
さて,今回は田植えでした。
小学校では第5学年の社会科で「産業」について学習します。
そのつながりで発展的な学習として「米作り」体験をすることが多いです。
私は5年生を担当する機会が何度もありました。
だから,時に子どものお家の協力であったり,行政の事業であったりしましたが,今回のような田植えを子どもたちと体験してきました。
今回は私が印象深かった田植え体験を紹介します。
総合的な学習の時間の活用
そのときに勤務していた小学校は山深く,お猿さんがフェンスの上を歩いているような場所でした。
5年生を担当することになった私は,学級通信を通して田植え体験をさせてくれるお家が無いかを相談しました。
すると一人の子のお家が協力してくれることになりました。
当時は「総合的な学習の時間」が始まったころです。
みなさんは「ゆとり」という言葉で,あまり良い印象が無いかもしれませんが,当時はこの時間に様々な体験学習を行いました。
田植え体験もその一つです。
私は打ち合わせも兼ねて家庭訪問をしました。
おじいさんが田植えを教えてくれることになりました。
川沿いの山肌にある小さな田でした。
でも,可愛らしいおじいさんで,おばあさんに色々と言われながらも,田植えについて教えてくれました。
体験したからこその学びがある
田植え当日,子どもたちは,汚れても良い服(そんな服ってそんなにない・・)で,意気揚々と田に向かいました。
田にはひもが張ってあり目印がつけられていました。
田植え網と言って手で植えていっても曲がらないようにするためです。
おじいさんがこの日のために準備してくれていたのです。
子どもたちは,代かきが終った田におそるおそる裸足で入りました。
きめ細かい泥に足がぬるっと沈んでいきます。
「キャー!」「冷たい!」「気持ち悪い!」「沈む!」
なんて思い思いに叫んでいますが,一人ひとりに渡された苗の束を持って,数本ずつちぎりながら植えていきます。
横一列に並んで,ひもについている目印に合わせて,泥の中に植えていきます。
徐々に夢中になってきました。
腰も痛くなってきました。
便利さも大事ですが,やっぱり苦労も大事です。
子どもたちはみんなで協力し合って最後までやり切りました。
メダカがいそうな昔ながらの用水路で,足に着いた泥を洗う子どもたちの顔は,キラキラしています。
水の冷たさ,泥の感触,腰の痛み,人との出会い,すべてが体験でしか得られない学びです。
「ゆとり」という言葉で少し批判されることもありますが,「ゆとり」があったからこそできた学びでもあるのです。
おじいさんの優しさと丁寧な作業によって,自分たちが植えた稲は無事にお米になりました。
世界一旨い
稲刈りについては今回は割愛します。
でも5年生の家庭科ではお米を鍋で炊く学習がありますから,調理実習でそのお米は有難くいただきました。
味は?
当然「世界一旨い」に決まっています。