エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
(仮の題名)「サッカーが大好きな国でプレーするまでの話」

練習グランドへ送迎の日々

練習グランドへ送迎の日々

私が奈良に来た目的の一つが長男と二男の送迎です。

当時の奈良クラブは専用グランドがありませんでした。練習は奈良市にある柏木公園という野球と兼用の土のグランドと田原本町にある奈良県フットボールセンターという人工芝のグランドで行われていました。

ユースは火曜日が柏木公園で木曜日と金曜日は奈良県フットボールセンターでした。ジュニアユースは火曜日と木曜日が柏木公園で金曜日が奈良県フットボールセンターでした。

ユースとジュニアユースでは練習の時間帯が違います。

火曜日と金曜日は練習場所が同じなので練習開始が遅い長男には我慢してもらって二男の練習会時刻に合わせて二人揃って送迎していました。

しかし,木曜日は練習場所と開始時刻が二人とも違います。どうしていたかと言うと,まずは二男を車に乗せて柏木公園に向かいます。長男は電車と自転車を駆使して,王寺駅の学生寮で生活をしている仲間と一緒に奈良県フットボールセンターまで自力で向かいます。私は練習が終わった二男を乗せた後,急いで奈良県フットボールセンターに向かいます。長男の練習が少しだけ観れたらラッキーという感じです。練習が終わった長男は最寄り駅に自転車を置きに行きます。その駅で長男を拾ったら完了です。時には自転車ごと長男を車に乗せたりもしたので,昼間に自転車を最寄り駅に起きに行く作業もしていました。

アパートから柏木公園までは夕方の交通渋滞も重なるので1時間以上かかります。柏木公園から奈良県フットボールセンターまでは30分ほどです。奈良県フットボールセンターから家までは40分ほどです。

だから練習日は16時にはおにぎりやスープなどの補食を用意して,どんなに遅くても17時には出発をしていました。練習後の補食も必要なので,練習日は夕方から就寝までが怒涛でした。

平日はこれをナラディーアが完成する12月まで続けました。

休日は長男と二男の試合時間が被らなければ試合会場まで送迎していました。どうしても無理なときは,知り合いに甘えたり,公共交通機関を使って自力で行ってもらったりしていました。

なぜここまでしたかと言うと,練習や試合で100%のプレイができるように移動時間を休息に使ってほしかったからです。「休息が無かったから100%のプレイができなかった」という言い訳を息子達には絶対にさせたくありませんでした。

人によっては過保護と思われるかもしれませんが,私は言い訳するような状況を作っている時点で100%のプレイは不可能だと考えていました。だから当然の行為でしたし,専業主夫になったことで不可能な行為ではありませんでした。

ちなみにナラディーアができてからは各自で自転車か徒歩でグランドに行くようになりました。移動に使う時間は往復でも30分もかかりません。ぎりぎりまで家で寛ぐことができました。移動のいい訳なんて全くできません。

 

次回は「愉快な節約生活」です。